木下大輔 Daisuke Kishita
就労促進室室長/Blue Ocean支援員
宮崎県都城市出身/宮崎大学工学部環境ロボティクス学科卒業
脳性麻痺/ヒルシュスプルングル病/車椅子ユーザー
Q.木下さんは、どのようにしてボラシェアのことを知り、入社したいと思ったのですか?
きっかけは、取締役のはじめさんを紹介してもらったことでした。
私は車椅子ユーザーとして生きている中で、「今まで障がい者が受けていた教育を変えたい」という思いが強くありました。
それは、障がい者を取り巻く環境のことだけではなく、障がい者自身の認識も変えていきたいということです。
やらせてもいないのに「できない」と判断する社会の環境、
やってもいないのに「できない」と言う障がい当事者、
どちらも変わる必要があると感じ、そんな両者を変えるための方法がないか、模索してきました。
その模索の一つとして行ったことが、「みやざきっず車椅子陸上大会」の開催です。
スポーツを通して工夫する力を育てることを子供たちに教えていければと考えたためです。
大会はもちろん楽しく充実したものでしたが、「遠回りしているな」と言う感覚もあり、どうやったらもっとダイレクトに社会を変えるための活動ができるか考えていました。
そんな時に、大会のスポンサーになってくれていたGMOアドパートナーズ橋口社長から、はじめさんを紹介されました。
はじめさんと話す中で「企業の努力だけでなく、障がい当事者にも工夫が必要である」という考え方をされていることを知り、そんな大人がいるんだと気づきました。
障がい当事者も含め、障がい者の教育を変える挑戦をしているボラシェアに惹かれ、入社を決意しました。
Q.あえて聞きましょう。どうして障がいの分野に関心があったのですか?
私自身が障がい当事者であり、様々な壁と闘ってきたからです。
就活中には障がい者というだけで企業に入るのは厳しいという言葉をもらった事もあります。
だからこそ、障がい当事者自身も含めた世の中の思い込みをどうすれば変えられるのだろうかと常に考えていました。
その結果、私自身の経験や創意工夫を伝え障がい者教育分野のアプローチをしていく事が一番ではないかと思いました。
Q.ボラシェアでは、どんな仕事をしていますか?
・企業就労開拓
・実習先開拓
・スクール広報
・採用責任者
Q.この仕事のやりがいを教えてください。
障がい当事者としての経験がどの業務においても生きることです。
私自身が悩んできたからこそ、相手の悩みに深く共感できます。
その上で私なりの解決案を伝える事ができます。
又、企業で実際に働いているため、日頃業務で行なっている工夫点を生徒・企業の双方に伝える事で課題解決へと導く事ができます。
自分の経験を活かし、周囲の変化に結びついた時がやりがいになっています。
Q.では最後に。ボラシェアのここが好き!
会社の動かし方を様々な視点から話を聞く事ができる点です。
上司との距離が他社と比べ近いため、今の会社の状態や今後の展開の話を身近に話を聞く事ができます。
又、週1回上司が丁寧に相談を乗ってくれる機会も設けてもらえるところが魅力的だと思います。